2015年10月13日 日経ヴェリタス 曽根純恵のナルホドそーね
今週の「日経ヴェリタス 曽根純恵のナルホドそーね」で郵政株について語っていました。
解説は日経ヴェリタス 石井一乗さん
今回のテーマは「郵政株 上場前夜~配当に人気 課題は成長力」
11月4日上場の郵政株ですが、NTTドコモ以来の大型上場ということで、個人でも関心高まっています。
まずは順調に滑りだしそうな感じだけど、中長期的な成長戦略はどうなのか?
- 利回りについて
郵政株の特徴は配当利回りの高さです。
売り出し価格が仮条件の上限に決まった場合の配当利回りは、
郵政 3.29%
ゆうちょ 3.45%
簡保 2.55%
高い水準の配当利回りですね。
郵政3社の最低投資金額は、ざっくりいうと50万円です。50万円の投資額で年間15,000円の配当が得られます。
しかし、配当は収益環境で変わるので注意が必要です。
- 価格水準について
PBR(株価純資産倍率)
仮条件の上限価格で決まったとして
郵政 0.41倍
ゆうちょ 0.47倍
簡保 0.67倍
東証1部平均は1.3倍
ゆうちょの割安感は際立っています。
PER(株価収益率)
郵政 16.4倍
ゆうちょ 17倍
簡保 15.7倍
東証1部平均は16倍弱
割安感はありませんね。
収益をどう成長させていくかが課題です。
簡保は、5期前に比べて1割近い増益を見込んでいます。
ゆうちょは横ばい
郵政は減益
NTTとヤマトホールディングスが純利益を2.3割伸ばしていることを考えると課題は多いですね。
- IPO投資のパターンについて
- 公開価格で購入→上場で売却 短期投資
- 配当重視 日々の値動きにとらわれない
- 長期的な成長に期待する
過去の大型 1987年 NTT上場のときは、公開価格の1.3倍の初値をつけました。そして、数ヶ月で2倍。しかし、バブル崩壊し長期低迷へ。
今だに株式分割を調整してみても初値水準を下回っています。
NTTの二の舞いを避けたいとのことで郵政社長も申しております。
投資は自己責任で